結婚後の苗字変更は何から始める?まず行うべき変更項目を紹介
結婚は人生の大きなイベントの一つで、さまざまな変化が起こります。特に苗字が変わる場合は、多くの手続きが必要になり、慌ただしくなるものです。では、結婚後の苗字変更は何から始めればよいのでしょうか。今回は、まず行うべき苗字に関わる変更項目をわかりやすく紹介します。
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結婚後の苗字変更手続きはいつまでにする?
苗字の変更を伴う手続きは、入籍から14日以内に行う必要があります。日常生活で必要となる公的書類や契約書類などは、できる限り少ない日数で一気に変更作業を進めましょう。
結婚で苗字が変わった際に名義変更するもの
苗字が変わった後、名義変更が必要なのは以下の通りです。変更の際に必要なものと併せて紹介します。地域や契約会社によって、必要書類等は異なる場合があるため、予め確認してください。
運転免許証
運転免許証の名義変更は、地元の運転免許センターまたは警察署で行います。有効期限内の免許証でも、苗字が変わった場合は、更新が必要になるため必ず手続きしましょう。
- 運転免許証
- 住民票の写し(新しい本籍・氏名が記載されているもの)
クレジットカード
クレジットカード会社に連絡し、名義変更の手続きを行います。新しい苗字で新たにカードを発行してもらいましょう。名前の違うカードを使い続けると詐欺罪が成立し、罰せられる恐れもあるため必ず手続きを行ってください。
- クレジットカード
- 新姓の印鑑
- 本人確認書類
- 申請用紙
銀行口座
銀行口座の名義変更も重要です。最寄りの銀行支店に必要書類を持参し、はやめに手続きを行いましょう。手続きが遅れると、給与振込や各種支払いに影響が出る可能性があるため注意してください。
- 預金通帳
- キャッシュカード
- 旧姓の届け出印・新姓の届け出印
- 本人確認書類(旧氏名と新氏名の両方が確認できるもの)
携帯電話
携帯電話の契約も、新しい苗字に変更が必要です。キャリア契約の場合は各ショップに行き、名義変更の手続きをしましょう。格安スマホの場合は、ネットで手続きできるものが多いので、忘れないうちに早めに変更しておくのがおすすめです。
- 使用中の携帯電話(氏名変更の場合)
- 本人確認書類
- ID・パスワード
各種保険
結婚後も同じ会社で勤務をするのであれば、会社側で手続きを行ってくれます。しかし退社や扶養への変更などがある場合は各手続きを自分で行う必要があります。また、個人で加入している生命保険・医療保険も、保険会社に連絡して変更手続きを進めましょう。保険会社によって、必要な物は異なるので注意が必要です。
- 国民健康保険証
- 保険証券
- 旧姓の印鑑
- 新姓の印鑑
- 本人確認書類
マイナンバーカード
各種名義変更のほか、マイナンバーカードも変更が必要です。手続きは住民票のある市町村役場で行ってください。マイナンバーや登録情報の確認、詳しい手続き情報は「マイナポータル」でも確認できます。
- マイナンバーカード
- 本人確認書類
パスポート
パスポートは、変更申請を行ってから発行までに1週間程度かかります。海外での新婚旅行を予定している人は、すぐに変更手続きをしておきましょう。変更は最寄りのパスポートセンターで手続きが行えます。
- パスポート
- 戸籍謄(抄)本
- 顔写真(45mm×35mm)1枚
- 手数料
- 住民票の写し
国民年金
年金事務所にて手続きを行い、新しい年金証書を発行しましょう。ただ、平成30年より日本年金機構マイナンバーが登録されている人は、手続きが原則不要となっています。自分のマイナンバー登録状況は「ねんきんネット」で確認できるため、調べておきましょう。
- 年金手帳
- 印鑑
スムーズな苗字変更にはしっかりと事前準備を
名義を変更するものによって、必要な書類や手続きは異なります。事前に各機関のウェブサイトを確認し、必要な書類を準備しておくとスムーズです。また、手続きによっては変更までに時間がかかることもあるため、余裕をもって行うことが大切です。